インプラント

インプラントが痛み出す原因とは?

インプラント手術も終わり、仮歯が入った後や治療が全て終わった後でインプラントに違和感や痛みを感じる場合が稀にあります。インプラントが痛みだす原因について説明します。

インプラントには天然の歯のような痛みの感覚はない

インプラントは天然の歯と違い、歯髄(歯の神経)も噛む感覚を受け止める歯根膜という組織もありません。したがって、自分の歯のような繊細な感覚が備わっているわけではなく、痛みが出てきた時は問題が大きくなった時と考えます。

インプラント周囲炎

インプラントも天然の歯と同じように歯周病になります。歯周病は歯と歯肉の隙間にできた歯垢内の細菌が出す毒素で歯肉や歯槽骨、歯根膜という歯を支える組織を破壊する病気です。インプラントも天然の歯と同じようにしっかりと清掃しないといつの間にか歯垢が溜まってインプラント周囲炎を引き起こします。インプラント周囲炎になりやすい要素を紹介します。該当する=インプラントがすぐに周囲炎を起こしてダメになるわけではありませんが、リスクは増えるため、減らせるものは減らす努力が必要です。

  • 口腔清掃の不良 歯の丁寧なブラッシング、フロッシング、歯間ブラシの使用、うがい薬などの使用
  • 喫煙者
  • 歯ぎしりや噛み締め(食いしばり)などの無意識下での癖
  • 糖尿病
  • 歯周病の既往や遺伝的に発症リスクが高い

インプラントとは関係ない部分の痛み

インプラントに限らず、私たちが感じる痛みの感覚は曖昧な事が多い事がわかっています。

インプラントと噛み合う相手方の歯

インプラントは天然の歯と違い、歯根膜という組織がありません。これは歯のクッションのようなもので噛む感覚を伝えてくれるものです。インプラントには歯根膜がないため、噛む相手方が天然の歯の場合に、歯の方がストレスを感じて痛みを感じる事があります。通常の食事ではこういったことは起きませんが、歯ぎしりや噛み締めが無意識で起きていると、知らない間に天然の歯にストレスがかかっており、食事時に痛みを感じることになります。上の歯が痛いと感じて、歯医者さんに受診すると原因は下の歯だった、ということは日常的に経験します。

噛む筋肉など他の組織

非歯原性疼痛という痛みがあります。これは歯の痛みとして感じるのだけれども、実は歯には異常がなく、他の組織に原因があり、あたかも歯の痛みのように感じる事です。
多くは咀嚼筋(噛む筋肉)が歯ぎしりや噛み締めで筋肉疲労が続き、筋肉痛を歯の痛みとして感じる場合です。また顎は頭蓋の一部であり、様々な頭痛や帯状疱疹、三叉神経痛など歯に痛みを感じる病気はあります。インプラントそのものに問題がなければ、専門医を紹介してもらい受診することを勧めます。

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